適応障害について知る|診断基準や治療方法

様々な治療方法

悩む紳士

適応障害の治療方法というのは、主にカウンセリングやセラピーによる精神療法と認知療法になります。また、症状によって投薬治療が行われたり、漢方療法が行なわれたりします。投薬治療で用いられる薬は抑うつ薬と抗不安剤、睡眠薬の三種で、それぞれ適応障害によって現れている症状によって処方されるかどうかが決まるのです。例えば、抑うつ状態が強く現われているのであれば、抑うつ薬が処方されます。不安感が強ければ抗不安剤、不眠症の症状が現われている時には睡眠薬が処方されるでしょう。投薬治療というのは、そういった症状を抑えるための治療に過ぎません。主体となる治療は、カウンセリングやセラピーによる精神療法と認知療法になります。適応障害というのは、ストレスによって引き起こされる心の病です。精神療法ではカウンセリングやセラピーを通して患者からストレスを取り除き、認知療法では患者自身の物事の捉え方を変えることで、自身でストレスを生み出さないようにしていきます。適応障害を患っている人の多くは、物事を悲観的にとらえたり側面的な捉え方しかできなかったりする傾向が見られます。そういった考え方を変えるだけでも、ストレスに強くなれるのです。ストレスに強くなれれば、それだけ適応障害の症状も緩和されていくでしょう。

認知療法の具体的な治療方法は、自分がストレスを感じる状況を知り、原因を考えるといったことが始めていき、自分がストレスを感じた時に何を考えているのか、どうすれば楽になれるのかを考えていくといったものになります。ゆっくりと自分を見直すことが大切になる治療であるため、焦らずに治療を進めていきましょう。最後に、漢方療法について説明していきます。漢方というのは身体の不調を改善することを目的としているイメージが強いかと思いますが、心の病である適応障害にも効果的な漢方薬も存在するのです。例えば、そういった漢方薬として柴胡加竜骨牡蠣湯や桂枝竜骨牡蛎湯等が挙げられます。柴胡加竜骨牡蠣湯は肝の働きを改善する効果を持った漢方薬で、自律神経の乱れにより生じた躁状態や不眠、不安感といった精神的症状を改善することが可能です。また、自律神経に乱れが生じた時には、動悸や高血圧といった身体的症状が現われますが、柴胡加竜骨牡蠣湯であれば、そういった身体的症状も改善することができます。桂枝竜骨牡蛎等に関しては、神経質・憂鬱な気分・物忘れ・焦燥感・気分の高ぶりによる不眠といった精神的症状の改善を始め、倦怠感・下腹部周辺の動機といった身体的症状まで改善することが可能です。適応障害における漢方療法では、その他にも幾つかの漢方薬が用いられることがあります。このように、適応障害の治療方法には、様々なものがあるのです。